小岩井農場施設の先端技術を活用した魅力発信事業

取り組み紹介

明治24年創業の小岩井農場では、我が国の農業近代化の変遷や歴史を体感できます。しかし、農場内には牛舎、倉庫、事務所などの重要文化財21棟が点在し、建物の多くを現在も使用していることから、その価値を広める公開には制限が生じます。そこで、重要文化財ギャラリーでは建物やその背景にある農場の歴史等の体験型解説コンテンツを作成、各現地では建物の解説をする多言語アプリを準備しました。それらの利用により施設への関心と理解を深めてもらい、満足度と再来意欲の向上に繋げます。

事業経過と今後の取り組み

建物の構造や機能の紹介として、VR技術やドローン撮影等を活用し、普段見ることができない内部の360度映像や鳥・小動物目線での重要文化財解説、加えてAR技術を活用した体験型コンテンツを作成。誰でも理解しやすい解説に仕上げました。また専用アプリにより、多言語で文化財を解説することが可能になりました。将来的に訪日外国人の来場者数を増やし目標値に近づける為に、専用アプリのダウンロード数を増やす取り組みとして、ホームページの充実、多媒体への掲載等によるアピールと重要文化財ギャラリー内及び文化財現地での掲示の工夫を行います。(令和3年11月時点)

事業イメージ01

リス目線で普段は見ることができない重要文化財内部や視点から主な文化財を紹介しています。